子どもの視点

「京野菜いのうち」を訪問

2019年11月05日 10時20分

 京都子ども記者クラブは、十月十四日に、宇治市槙島町にある「京野菜いのうち」(代表・井内徹さん)のきゅうりのビニールハウスを訪問した。「京野菜いのうち」は、宇治市の「認知症アクションアライアンス」と「健康づくり食育アライアンス」に加入している。

(宇治市立宇治小学校 五年 吉川 輝竜)

井内さんのキュウリたち

宇治市立御蔵山小学校 六年 市川舞記者

 私達は、井内さんにビニールハウスの中を案内してもらった。このキュウリたちは、ほとんど大阪に出荷されるらしい。井内さんいわく、大阪の人は、大きく太いキュウリが好きだそうだ。だから、井内さんのキュウリは、大きく太い立っぱな物が多い。しかし、一般的には、まっすぐで細めのキュウリが人気だそうだ。井内さんのキュウリたちの品質には、三種類ある。「秀品」「優品」「外品」だ。「秀品」は、まっすぐでランクが一番上の物をいう。相場によってちがうが、卸売市場では、一箱(三十本)千二百円から千五百円だ。「優品」は、少しまがっている物をいう。市場では、一箱九百円くらいだ。「外品」は、すごくまがっていて、ランクが一番下の物をいう。また、ほとんど(七割から八割)が「優品」らしい。
 私は、これを知り、キュウリにも大きな品質のちがいがあるのだと少しおどろいた。スーパーなどでキュウリを買う時に、品質などを見きわめるのもいいかもしれない。

写真―坂口実穂記者(宇治市立小倉小学校6年)撮影

井内さんのビニールハウスの工夫

宇治市立小倉小学校 六年 小川陽奈記者

 井内さんのビニールハウスには、工夫があった。キュウリをはさみで切らないことだ。理由は、もし、菌があるキュウリをはさみで切ってしまうと、どんどん感染してしまい、キュウリがとれなくなるからだ。だから、手で切っているそうだ。その話をきいて、自分は安心して、食べられると思った。
 井内さんは、午前三時にキュウリを収かくし、午前八時までに市場へ持っていくそうだ。なぜ午前三時にキュウリを収かくするのかというと、朝とれの新鮮な野菜をお客さんが喜ぶからだと井内さんは話していた。自分は、朝こんなに早く起きられないのですごいと思った。

写真―坂口佳穂記者(宇治市立小倉小学校5年)撮影