子どもの視点

「佐原農園」を訪問

2019年12月16日 09時34分

「いただきます」を大切に!

宇治市立菟道第二小学校 五年 上林 洋菜

 子ども記者クラブは、11月24日、入ると土のにおいがする佐原農園株式会社(宇治市槇島町)で佐原範靖さん(30)に「京野菜」ではなく「京の伝統野菜」の伏見唐辛子について取材した。
 佐原さんは、六代目の農家で、伏見唐辛子を作っている。また、宇治市健康づくり食育アライアンスに加入していて、みんな食べている物には命があることや「いただきます」の意味を伝えたいとおっしゃっていた。みんなが食べる物をつくっているのは、人間が生きるための仕事で、社会に役立っているから、やりがいを感じるそうだ。
 私は、そんなに農業のことを考えたことがなかったので、農業をやっている人が、こんなにも社会のことを考えていることを知り、もっと農業のことを学んでみたいと思った。自分が口に入れる野菜を育てた人にも感謝したい。

日本一の伏見唐辛子

宇治市立笠取小学校 六年 金田 磨之丞

 11月24日、槇島町にある佐原農園株式会社を運営している佐原範靖(さはらのりやす)さん(30)に農園についてお話を伺った。
 ここでは従業員の方を含む9人で伏見唐辛子などを栽培している。「京の伝統野菜」の伏見唐辛子は、江戸時代の頃から栽培されていたが、宇治市でこの唐辛子を育てているのは、佐原さんを含め、今は3人だという。手間がかからないロックウールではなく、土を使って育てているのは、佐原さんだけだ。
 また、佐原農園は宇治市健康づくり食育アライアンスに加入している。佐原さんは、生き物や野菜の命、「いただきます」の意味をみんなに知ってほしいという。自分のために命をいただく「いただきます」の意味を考えてもらうために、佐原さんは「日本一の唐辛子」を作っているという。年間約8万トン採れる、このビニールハウスの伏見唐辛子をいろんな人に無駄なく食べてもらいたい。

写真ー宇治市立笠取小学校 六年 金田 磨之丞 撮影
写真ー宇治市立菟道第二小学校 五年 藤本 いのり 撮影