子どもの視点

「辰巳屋」を訪問

2020年12月25日 13時26分

「人との関わり」を大切に

宇治市立菟道第二小学校 6年 上林洋菜

 京料理、抹茶料理を提供している辰巳屋の左聡一郎さんに取材した。

左聡一郎さんは、お客さんが必要としているおもてなしになるようにしたり、常連なら好みを知ったり、みんなおいしいと感じる味にあわせるようにしている。これは左聡一郎さんが大切にしている人と関わり、その人のことを理解することにつながっている。左総一郎さんは、人は大事ということを、わかりやすい例で「独りで食べるごはんよりも、みんなでしゃべりながら食べるごはんのほうがおいしい」と言った。私も確かにそうだなと思ったし、人は大事だと思った。

また左聡一郎さんは「仕事」という漢字は他に三つあると言った。一つは「私事」で、自分のことだからだそうだ。もう一つは「支事」。物事、人を支えながらということ。もう一つは「志事」だ。しっかり志をもって仕事する。人とのかかわりなので、自分ひとりでは成立しない、という意味だそうだ。

私は左聡一郎さんの話を聞き、確かに「人との関わり」は大切だと思ったし、「志事」の話を聞いたときも、人との関わりは大事だと思った。何をするにも「志事」という言葉は通用するなあと思った。

                      写真-撮影・藤本いのり記者=宇治市立菟道第二小学校6年