宇治市健康づくり・食育アライアンスと、アライアンメンバーのNPO法人「ちはやぶる宇治の未来をつくる会」が運営する「ソーシャルシネマ・ダイアログ ディヴィッドとギリアン 響きあうふたり」が2020年1月11日に宇治市生涯学習センターで開催されることになり、宇治市健康長寿部の大下勝宣副部長、アライアンス代表の日野真代さん、「ちはやぶる…」代表の森田誠二さんがこのほど、宇治市役所で記者会見を行いました。この中で森田さんは「改めて本当の幸せとは何かを考えるきっかけにしてほしい」と、大勢の参加を呼びかけました。
社会的な課題をテーマにした映画を鑑賞し、その後参加者たちが対話することで共感を得ることを目的とした催しで、京都CSRネットワークが主催、宇治市が共催します。
上映する映画は、1996年にアカデミー賞を受賞した「シャイン」のモデルとなったディヴィッド・セルフゴットさんを主人公にしたドキュメンタリー。ディヴィッドさんは天才ピアニストとうたわれたが、やがて精神を患い11年の闘病生活の後、奇跡の復活を果たした。彼の人生は喜びに満ち溢れていて、妻のギリアンさんや周囲の人たちをも幸せにしていく…
約100分の映画を鑑賞した後、京都造形芸術大学客員教授の谷崎テトラさんがファシリテーターとなり、参加者全員がいくつかのグループに分かれて、映画の感想やテーマについて話し合います。
8月にアライアンスの第1回市民会議が開催された際、ワークショップで生まれたアイデアが基になっているそうで、今年度のアライアンスの核となる事業の1つということです。
会見で森田さんは「本当の幸せとは何かが伝わる作品です。ぜひ多くの人と感想を話し合いたい」とし、「話し合うことで新しい局面が出てきます。幅広い層の人に来ていただきたい」と呼びかけました。
また、日野さんは「住み慣れた地域で一人一人が幸せな人生を送るということは、アライアンスのテーマにもつながります。人とつながることの幸せが感じられる映画です」。
大下副部長は「健康長寿日本一を目指すという宇治市の目標は、行政だけで達成できるものではありません。アライアンスの活動を市は支えていきたい。今回のイベントにも期待しています」と話しました。
午後2時開会。参加無料(先着150人、事前申し込み制)。問い合わせは、宇治市健康いきがい課(0774・20・8793)へ。