株式会社 京山城屋

代表者 真田 千奈美
所在地 京都府宇治市槇島町目川21
連絡先 0774-25-1500
Email c-sanada@yamashiroya.co.jp
HPアドレス  
活動内容 その他
業  態 民間企業
和の味や食の伝統を伝え続けて百有余年の乾物メーカーです。 全国の産地から最良の乾物を選りすぐってお客様にお届けしています。

Interview

 

【団体紹介】

 株式会社「京山城屋」は老舗の乾物メーカーです。産地と旬にこだわった、主に国産の素材で乾物を生産しています。宇治市の槇島に本社・工場があり、「健康づくり・食育アライアンス」の前身である「宇治市健康づくり<うー茶ん>連絡会」から、宇治市の健康に関する事業に参加しています。

 「宇治市の減塩のイベントの時に乾物料理教室をさせてもらったことがきっかけで、ずっと健康づくりの事業にかかわっています」と代表取締役の真田千奈美さん。自ら料理教室や乾物に関する学習会の講師を務めています。「(講師ができる者が)私しかいないので、私が動きます」という言葉に、乾物の専門家としての自負が感じられました。

 同社はクックパッドに約500種類の乾物料理を掲載していて、宇治市のイベントの料理教室ではその中の減塩のものをピックアップして紹介したそうです。500種類はすごいレシピの数ですが、「若い人にも乾物を使っていただきたいと思って、ちょっと変わった料理も提案させていただいてるんですよ」とにっこり。クックパッドでのレシピ紹介以外にも、インターネットでの販売、商品についての情報発信も充実しており、乾物の扱い方が分からないという若い世代にもアピールしています。

 和食のイメージの強い乾物料理ですが、レシピをみると洋食ありお菓子ありとバラエティーに富んでいて、手軽でおいしそうなので私も試してみたいと思いました。
 また、京都の東山にある店舗では、乾物を使った料理教室や、国産の材料を使った七味づくり体験教室も開いています。関西一円から生徒さんが集まるそうです。

 「商売が全国区なので、宇治市だけには留まりにくい」ということですが、これまでも宇治市の広報誌にレシピの提供をしており、「今後も乾物料理のレシピ提供や料理教室、乾物の成り立ちや栄養についての学習会など、機会があれば協力したい」と約束してくれました。

 

【インタビュー】

 アライアンスメンバーで、創業100年を超える乾物の老舗「京やましろ屋」の代表取締役・真田千奈美さんにお話を伺いました。
 
 ――宇治市健康づくり・食育アライアンスも新年度からいよいよ本格始動します。アライアンスに対する期待や抱負をお聞かせください

 真田 私どもは京都を拠点に和食の味や伝統を伝えて続けている乾物メーカーです。
 宇治市には工場がある関係で、これまでも乾物を使った料理教室など食育の面でご協力を続けてきました。アライアンスとしてもいろいろなイベントを企画されているそうですので、ご協力をさせていただければと思っています。

 ――新型コロナウィルスの感染が全国で拡大する中で、食育の重要性も高まってきていると思いますが

 真田 そうですね。先日もきな粉を使った減塩みそ汁のレシピ作りに協力させていただきました。
 これからも、今後もそういう機会があれば乾物屋としてご協力したいと思います。

 

【2020年度インタビュー】

代表取締役の真田真奈美さんにお話を伺いました。

―――今年度、貴団体の活動ではどのようなことをされていますか?

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、zoomで乾物を使った料理の学習会をしました。今までも学習会をさせていただいている生活協同組合さんで開催しました。30名ほどの方にご参加いただきました。

店舗の方では、月2回ご予約制で6名ほどの参加者の方たちに、料理教室を開催しています。ソーシャルディスタンスを保ちながら実施しています。乾物料理も和食、中華等があり、ご飯、主菜、副菜、デザート等、5品ぐらい一度に作ることができます。

乾物メニューも各メディアで掲載させていただいております。防災食や適塩食等、様々なテーマの乾物メニューを紹介しています。

あと、今年の夏に、外部企業さんの社員研修のご依頼で、zoomでの七味唐辛子作り体験を開催しました。みなさんには、自分で七味を調合して、自分だけの七味を作っていただきました。今年はじめて実施しましたが、どういう風にしたらいいかコツがわかったので、七味唐辛子作り体験も今後やっていきたいですね。

―――今後健康づくり・食育アライアンスでしたいことや、期待することは何ですか?

ご要望があれば、乾物についての講演や、乾物を使った料理教室、新たに七味作り体験もさせていただくことが可能です。コロナが落ち着いたらさせていただきたいです。