代表者 | 平岡 聡 |
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所在地 | 京都府宇治市槇島町千足80 |
連絡先 | 0774-25-2630 |
fro@po.kbu.ac.jp | |
HPアドレス | |
活動内容 | 運動・身体活動 / 休養・こころの健康 / 栄養・食生活 / 食育に関すること |
業 態 | 教育機関 |
京都文教短期大学 食物栄養学科 准教授 森 美奈子先生
子どもたちの元気な声が京都文教短期大学のキャンパスに響き渡りました。食物栄養学科の森先生が指導する栄養教育論実習の成果発表「食育屋台」。年に1回、ご近所の「いずみこども園」の園児達が京都文教短大を訪れ、学生達が様々な工夫を凝らし、「食育」を行います。今回で3回目となるこの日は、園児達約50人が来校、学生約40人が8つの食育屋台を設け「食育」を行いました
どの屋台も、こども達が遊びながら食べ物について学びを深めるようにデザインされていました。また、手作り屋台や食材の完成度の高さは感動モノでした。
「食育」には「知る」「つくる」「食べる」そして「伝える」という視座があり、そのなかで一番大事なのは「食の楽しさを伝える」ことだと森先生は言います。「健康行動を担保するには継続性が大事なんです。?しては体に悪いというネガティブな伝え方では人の行動変容は望めません。子どもから高齢者まであらゆる人に楽しくポジティブに伝えることを心がけています。」「宇治市と一緒にやっている適塩メニューでも美味しさを大事にしています。下味をつけるとかちょっとした調理の工夫で薄味でもとても美味しい料理が作れるんですよ。」
「食育」を楽しく、美味しく、わかりやすく伝えようと、森先生のチャレンジは続きます。今年度は新しい試みとして「食育」をテーマにしたスライドショーを学生達が制作しました。
「食べ物にまつわる物語はみなさんお持ちです。そうした物語を学生ならではの感性とアイイデアで3分間の作品が60作もできました。」食と観光を架橋するフードツーリズム論から着想を得られたようです。
「ちょっとした工夫で主体的行動を促す行動経済学のナッジ理論の応用です。」
「食育」の射程を広く捉える京都文教短期大学の取り組みには目が離せません。
【活動紹介】
10月26日の土曜日、「笑顔いっぱい・わんさかフェスタ」が宇治橋通り商店街で開かれました。心配された天候も午後から回復し、歩行者天国となった宇治橋通りに大勢の市民や観光客らが訪れました。
アライアンスメンバーの京都文教短期大学食育クラブもこのイベントに参加。子どもたちに食への関心を持ってもらおうと、楽しいクイズやゲームを行い、同大学のテントのまわりは大勢の親子連れらでにぎわいました。
「はてなボックス」は、箱の中に手を入れて形だけで中身をあてるクイズ。ミカンやイモなどの食べ物のほか、調理器具も箱の中に入っていて、参加した子どもたちも正解を出すのに一苦労。正解すると景品がもらえるので、みんな真剣な表情でクイズにチャレンジしていました。
また、魚の形を知ってもらおうと、紙で作った魚を釣るゲームも人気でした。
同クラブのメンバーで2回生の小西納乃子さんは「子どもたちがたくさん参加してくれて、とても楽しかった。子どもたちと触れ合いながら、食に関心を持ってもらえるといいですね」と笑顔で話していました。
【2020年度インタビュー】
―――今年度、どのような事業等をされていますか?
うーちゃ学校「小西先生のわくわく食育実験」を令和2年12月5日にうじ安心館5階の調理室にて開催しました。
手洗いに不可欠なせっけんについての体験教室を開きました。小西先生の研究でもある、微生物には良いもの・悪いもの両方あるが、肉眼で判別できないため上手な手洗いが大切だと説明しました。児童たちは、京都文教短期大学たちが制作したビデオをみながら、丁寧な洗い方を確認しました。その後、専用の機器を用いて、手洗い前後の微生物量を測定してもらいました。続いて、クリスマスツリーのカップケーキ風石けんづくりにチャレンジしました。
また、京都文教短期大学食物栄養学科学生による宇治市市役所食堂での適塩ランチレシピを考案しました。
―――今後、コラボしたい事業等は何ですか?
宇治市適塩事業への参加(学生のレシピ考案)をしたいです。
食育実験もまた実施したいです。
また食育だけでなく、運動や健康についての講座講師派遣の事業等を行っていきたいと思っています。