代表者 | 山田 純子 |
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所在地 | 綴喜郡宇治田原町南亥子10-1パストラルコート21 204 |
連絡先 | 090-9716-8612 |
kekkonkyouiku-yamada@yahoo.co.jp | |
HPアドレス | |
活動内容 | 栄養・食生活 / 食育に関すること / その他 |
業 態 | 市民団体 |
「孤食をなくせ」をテーマに、宇治市小倉町で開催されている「おぐらばんごはん会」。
会長 山田純子さん、副会長 中村優子さんにお話を伺いました。
___「おぐらばんごはん会」について教えてください。
誰でも気軽に参加できるごはん会です。
いわゆる「子供食堂」の多くは、貧困であったり家庭でかかえる問題のために
食事が出来ない子供達への食事提供を、目的とされていると思います。
「おぐらばんごはん会」は、それだけではなく「あらゆる世代の孤食をなくす」ことを
第一の目的としています。
コンビニエンスストアのイートインコーナーで、ひとりでお弁当を食べる高齢者。
誰もいない家の中で、ひとりぼっちでごはんを食べる子供。
そんな姿を見て、みんなが集まってごはんが食べられたら楽しいのではないかな?
何か私達にできることはないかな?との思いから、おぐらばんごはん会は始まりました。
赤ちゃんから、おじいちゃんおばあちゃん、老若男女問わず、どなたでもごはん会に参加していただけます。小倉町以外にお住まいの方も大歓迎です。
参加理由も皆さんそれぞれ違いますが、決まりは設けていません。
例えば、お母さんとお子さんがケンカをしてしまい、「今日はお母さんと一緒にご飯を食べるのがイヤだから、ごはん会に来た」と言う子供や、
「今日は仕事で疲れたから、晩ご飯をつくるのがしんどいなぁ」
「悩み事を誰かに聞いてもらいたいなぁ」等、お母さんが子供を連れて一緒に参加されることもあるんですよ。
みんなでごはんを食べながらワイワイしていると、みなさん自然と笑顔になってくるんです。そんな瞬間が私達も嬉しいですね。
___「おぐらばんごはん会」で大切にされていることはなんですか?
「人とのつながりを大切に」です。
参加者は「ただいま」、スタッフは「おかえり」の合言葉で、ごはん会は始まります。
脱いだ靴を一緒に揃え、テーブルの準備は子供達の仕事、そしてスタッフを中心に料理を作ります。
みんなでごはんを食べたあとは、参加者のお母さん達が片付けをし、その間はおじいちゃんおばあちゃん達が子供達の遊び相手になってくれます。
参加者全員が大家族みたいなんですよ。
そんなあたたかい繋がりを、広げていきたいと思っています。
___健康・食育への取り組みは?
「楽しく食べることが、心と体の健康」
子供達に「これを食べなさい」「好き嫌いはだめ」などの声かけはしません。
おおまかな栄養バランスや、献立の組み立て方、食材についての知識は参加者同士が食事をしながら教えあったりして、自然と学んでいきます。
おかずはバイキング形式にしています。
「自分の食べられる量をとりましょう」とだけ伝えます。
自分にとっての適量を学べますし、色々なおかずがたくさん並ぶのは、見た目にも楽しいようです。
「感謝の気持ち」
南部市場様から野菜をいただいたり、サポーターの皆様から食材やおかずを差し入れくださることもあります。
本来ならば、廃棄されてしまうような形の悪い野菜も、余すことなく有効に利用させていただいています。
旬の野菜を大量にいただくこともありますが、そんな時はその野菜を色々な調理法で調理し、たくさんの料理を並べます。
例えば、ニンジンなら「サラダは食べられないけど、きんぴらやにんじんご飯は美味しい!」と言いながらたくさん食べてくれる子供がいたり、お母さん同士でレシピを教え合ったりして、新しい発見にもなります。
生産者の方、サポートしていただく方、そして食べ物、みんなに感謝して食べるということも学べる場所になっているのかなと思います。
___「宇治市健康づくり・食育アライアンス」でやってみたいことはありますか?
うーちゃフェスタや、各イベント等で「おぐらばんごはん会」として是非お手伝いさせていただきたいです。
現在、新型コロナ流行のため「みんなで楽しくワイワイとごはんを食べる」ことが難しい状況ですが、なんとか力をあわせ乗り切りたいと考えています。
お気軽にお声がけいただければ幸いです。
皆様、よろしくお願いいたします。