代表者 | 水野 雅章 |
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所在地 | 京都府宇治市宇治壱番 10番地の6 |
連絡先 | (0774)23-4700 |
A080@kyoto-shinkin.jp | |
HPアドレス | |
活動内容 | 普及啓発活動 |
業 態 | その他 |
コミュニティ・バンク京信(京都信用金庫)宇治支店は、宇治橋通り商店街にあります。
2023年9月に創立100周年を迎え、地域に根ざした金融機関として知られています。金融商品の取扱だけでなく、ビジネスマッチングや創業支援、クラウドファンディングなど、さまざまな取組を行っておられます。
ーー「京都信用金庫」さんの特徴を教えていただけますか?
一般的な業務は、他の金融機関と同じです。一つ大きく違うのは、2017年に「営業ノルマ撤廃」したことですね。
ノルマがあると、営業スタッフは「ノルマ達成がゴール」となり、それがプレッシャーとなったり、お客様へ無理なお願いをしたりといった、よくない方向へ進むことがあります。しかしそれは、結局はお客様のためになりません。本当にお客様のことを考え、お客様にとってお役に立つには、どうすればよいのか…という原点に立ち返り、私たちは「お客様の声」をゴールにしようと考えたのです。
ーー「お客様の声をゴールにする」とはどういうことでしょうか?
お客様から「ありがとう」といわれることを、どんどん行っていくということです。直接金融取引に結びつかないようなことも、積極的に行っています。
たとえば、ある製造業者さんから「取引先が高齢化のために会社をたたむというのだけれど、そこの部品がなければたちまち困ってしまう。どこか良い業者さんを知らない?」という相談を受けました。そのときは、当金庫がもつネットワークをフル活用し、すぐに新しい業者さんをご紹介できました。
実は新たな出会いを創出する「ビジネスマッチング」を、当金庫では15年以上前から行っています。京都・滋賀・大阪の94カ店が社内掲示板システムでつながり、お客様からお聞きしたさまざまなお悩みや事業の課題を全職員で共有。有益な情報をもつお客様をおつなぎし、課題解決や新たな価値の創造などを支援しているのです。
お客様の課題解決に向けて全力で取り組む。そしてお客様から「ありがとう」のお声をいただく。そのこと自体は当金庫に直接的な利益をもたらすことはありません。しかし、お客様に全力で向き合い、課題を解決し、信頼を得ることで、将来の取引につながることもある。とにかく「お客様の役に立つ金融機関を目指したい」と考えています。
ーーすばらしいですね。名刺にも「コミュニティ・バンク京信」と書かれていますが、そういう意味が込められているのでしょうか?
コミュニティ・バンク京信(京都信用金庫)宇治支店 支店長 水野雅章さん
2023年9月に100周年を迎えたのを機に、改めて掲げさせていただきました。
地域社会や共同体を意味するコミュニティという言葉は、現在では広く知られています。しかし、まだこの言葉が認知されていなかった1971年に、日本の金融機関で初めて「コミュニティ・バンク宣言」を行いました。“信用金庫は地域を豊かにしていくために存在する。経済的な豊かさだけでなく、文化的、人的、心の豊かさを含むものまで責任を負う” との考えです。
私たちは、「地域の皆様に一番近い存在であるように、これからも地域とともに歩んでまいりたい」。そう考えています。
ーー「宇治市健康づくり・食育アライアンス U-CHA」に入会しようと思われたきっかけは何でしょうか?
「地域の皆さんとともに歩んでいきたい」という気持ちから、宇治橋通り商店街近くの農園「いどばたけ」の取組に参加したことがきっかけです。
▼いどばたけ運営委員会(宇治市健康づくり・食育アライアンス U-CHA入会団体)
https://www.ujihf-alliance.com/organization/organization-5238/
いどばたけ運営委員会が、うーちゃの団体ということを知り、代表の日野さんともお話しさせていただく中、「宇治市健康づくり・食育アライアンス U-CHA」さんも、まさにそういった想いで活動されていると思いましたので、入会させていただきました。
ーー「宇治市健康づくり・食育アライアンス U-CHA」の団体として、どのような活動を考えておられますか?
健康や食といった分野は、専門ではありません。しかし地域の皆様にとって「生活」に直接かかわる経済的なことも、最低限のベースとして大切なのではと考えています。
日本ではこれまで「お金」に関する子どもへの教育が行われてきませんでした。そのために、現在苦労されている大人の方も多いと思います。小さい頃から自然に学んでおけば、将来必ず役に立ちます。当金庫では、お子さん向けに「お金にまつわるセミナー」などを行っていますので、そうした取組もよいのではと考えています。
また、事業所同士をマッチングさせるという点でも、お役に立てると考えています。これから皆さんとともに、また当金庫の職員とも話し合い、地域のためになるより良い取組を行っていきたいですね。